充実した楽しい研修になるよう、タイに初めていらっしゃる方に向けてタイを楽しむための簡単なガイドを作りました。バンコクの滞在をお楽しみください。
会場は、マヒドン大学熱帯医学キャンパス内図【①】のビルです。マヒドン大学熱帯医学キャンパスまでは、【BTS】victory monument 駅から、徒歩7-10分程度になります。現地集合になります。
【BTS】victory monument 駅からマヒドン大学熱帯医学部までの道順を「表通り経由」と「裏通り経由」の2通りの動画で案内していますので、参考にしてください。
タイは仏教の国、王国です。王様を敬っています。王室の批判は不敬罪になるのでご注意ください。ワイといって手を合わせて挨拶をする習慣があります。できる限り返してあげてください。朝8時、夕方18時に国家が流れます。その際は立ち止まって下さい。
2月は雨が少なく過ごしやすい気候で、ベストシーズンともいえます。普段は半袖で大丈夫ですが、朝晩、冷え込むことがあります。また、マヒドン大学の講義室もそうですが、屋内、電車の中はかなり冷房が効いています。残念ながら冷房の調整はむつかしく、体が冷えないように羽織るものをご準備ください。
タイ入国には、日本国籍であれば観光目的の60日以内の滞在はビザが不要です。入国時には、タイデジタル到着カード(TDAC)の登録と、パスポートの残存有効期間6ヵ月以上が必要です。また、復路航空券の提示を求められる場合があるので、準備しておきましょう。
※ タイデジタル到着カード(TDAC)は、タイ到着日の3日前(72時間前)より登録が可能となり、タイ国籍を除く、すべての外国籍の者が対象となりますので、ご出発前に必ず行ってください。
タイデジタル到着カード(TDAC)の登録はこちらから
タイで使われているお金はバーツ(THB)です。タイへの旅行では、入国時に一人当たり10,000バーツ(約42,000円)以上の現金所持が求められる場合があるため、パスポートと一緒に用意しておきましょう。現金は現地の両替所やATMで日本円から両替でき、一部の場所ではクレジットカードも利用可能です。※為替レートは日々変わるので、ネット等でご確認ください。
タイ料理は美味しいです。辛味、甘味、酸味のバランスを大切にします。辛いのが苦手な人は「辛くしないで/Not spicy/ Mai pet」と頼んでみてください。レストランでの食事は基本的には安全です。不潔に見える屋台での食事、特に生ものについては食あたりをすることがあるので、注意してください。また果物屋台は、手袋の有無、保存状態を確認してから購入してください。(大学のキャンパス内は安全だと思います)果物のシーズンは3月から5月ですが、2月も多くの熱帯の果物を楽しむことができます。水道の水は飲まないで下さい。大元の浄水システムは問題ないようですが、その後水道管の破損等が多く飲水はできません。ペットボトルの水を購入するようにしてください。歯磨きやシャワーについては、タイの水を使って問題ありません。氷については、バンコクのレストランの氷は基本的に安全だとは思いますが各自ご判断ください。レストランのチップは、義務ではありません。タイにはもともとチップ文化はありませんでした。高級レストランでは10%をめどに大衆のレストランでは気持ちをこめて20B~100Bの範囲で置くようにしています。タイでは飲酒できる時間が決まっています。11時から14時、17時から24時の間のみです。仏教の日は飲酒できませんので、ご注意ください。
タイで酒類が購入できるのは11時〜14時と17時〜24時の2回のみです。それ以外の時間帯は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどでは販売が禁止されており、アルコールが陳列されている棚が施錠されるなど対策が取られます。また、仏教の祝日や選挙の投票日前日、選挙当日なども禁酒日となり、終日酒類が販売されません。ホテルや一部のレストランなど、場所によっては上記時間や禁酒日でもアルコールを提供している場合があります。最新の情報は各関係機関で確認してください。
空港、レストラン、大学、病院等はほぼ西洋式のトイレですが、少し田舎に行くとタイ式のトイレがあります。タイ式のトイレでは紙が流せません。ご注意ください。また紙がないことがあるので、郊外やローカルなお店に行く際には紙を持参ください。タイでは、どのコースも日本と比べてリーズナブルな料金で受けられます。たとえばワット・ポーでは、タイ古式マッサージ30分320バーツ&1時間480バーツ、フットマッサージ1時間480バーツ。バンコクの高級スパの場合は、目安として日本の60~80%の料金です。タイではレストラン同様、マッサージの場合も料金以外にチップを渡すことが一般的です。タイ古式マッサージやフットマッサージなら、100~200バーツ、高級スパなら200~300バーツが目安。基本的にチップは提供されたサービスや施術への心付けですので、ご自身で判断した金額で問題ありません。
ランナム通り周辺のホテルが近くて便利です。ランナム通りは深夜まで人通りが多いので、大通りに面していれば安全面は問題ないかと思います。人通りが多いランナム通りやその他街歩きは夜も安全です。ただ、深夜人通りが少ない通りを一人で歩くのは避けてください。慣れている方はその他どのホテルでも問題ないと思います。
マヒドン大学研修での移動はバンを用意します。街や夜遊びに行く際にはBTS(スカイトレイン)が便利です。バンコクのタクシーは、観光地でなければメーターを使ってくれます(観光地は交渉が基本です)。日本の1/10くらいの値段で乗れます。ただ問題点として、タクシーの運転手が道を知らない。(地方から来ている)、乗車拒否をする(行先を言って断られる)、英語を喋れない(地図も読めないことが多く、タイ語の行先を指でさしたほうが良いかもしれません)。チップは端数を払う程度でOKです。国際空港は2つ、スワナプーム空港とドンムアン空港があります。主要な航空会社はスワナプーム空港、LCCはドンムアン空港に着陸することが多いです。国内の移動はドンムアン空港を使うことが多いです。スワナプーム空港からはエアポートリンクという電車が出ています。エアポートリンク(City line)→パヤタイ(終着駅) 始発は6時、終電は0時です。パヤタイ駅でBTS(モノレール)に乗り換えます。BTSパヤタイ駅→ビクトリーモニュメント駅に乗り換えます。
バンコクには日本語での対応が可能な病院が複数あります。定番は「バムルンラード病院」「バンコク病院」「サミティベート病院」で、日本人専門の外来や通訳が常駐しています。その他「ラーマ9世病院」「メドパーク病院」「スクンビット病院」なども日本語対応が可能なため、安心して利用できます。軽い病気であれば、熱帯医学部の病院や薬局で薬を買って様子をみますが、重症の場合通訳のいる私立の病院にお連れします。(私立の病院は豪華で医療の質も高いです。メディカルツーリズムも行っています。)ワクチンに関しては、バンコク短期滞在、また活動としては低リスクとなります。麻疹をふくめた基本的なワクチンの見直し、A、B型肝炎は考慮してよいかと思います。前後で田舎に行かれる方は、日本脳炎のワクチンのブースト、また心配な方は狂犬病ワクチンを考慮ください。マラリアはバンコクにいませんが(理由は講義で学びます)、デング熱、チクングニヤは流行します。日本で売っているDEETで十分ですので、蚊が多いところですぐスプレーできるようにご準備ください。普段、僕はあまり気にせず生活しています。マラリアの予防内服は不要です。
※ 病棟で発熱、発疹患者さんを診察する可能性があります。麻疹、風疹、ムンプス、水痘に関して、ご自分の既往歴、ワクチン接種歴、抗体価をご確認ください。免疫がない方は診察をご遠慮頂く場合があります。
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