マヒドン大学熱帯医学短期研修について
簡単に飛行機で海外に行ける今、国境を越えて日本国外の感染症の動向を学ぶことは大切です。一方で熱帯医学の現場は、その土地での地域医療であり、寄生虫を含めた感染症の多くは、蚊、水、土を介して感染し、貧困と多く結びついています。マヒドン大学は熱帯医学領域ではアジアのリーダーとして教育に力を入れており、ディプロマ、修士のコースには毎年日本人が参加しています。今回、マヒドン大学熱帯医学が短期研修を主催します。
対象は医師(内科、小児科、総合医、感染症医)、看護師等を対象としています。講義、ワークショップは大学の第一線の臨床医、研究者が担当し、実際の病棟ラウンドや顕微鏡を使った消化管寄生虫実習、マラリア診断、ハンセン病の診断、治療など実践的な研修をします。マヒドン大学熱帯医学キャンパスは、BTS victory monument駅から徒歩7-10分程度です。
Bangkok schoolのビル(Chamlong Harinasuta Building)
マヒドン大学熱帯医学研修実行委員会
マヒドン大学熱帯医学短期研修は、講義、ワークショップは大学の第一線の臨床医、研究者が担当し、実際のベッドサイドラウンド、顕微鏡を使った消化管寄生虫、マラリア診断など実践的な研修です。
森 博威 | Mori Hirotake
内科、マヒドン大学熱帯医学部客員教授、マヒドン大学DTMH,PhD卒業、
順天堂大学順天堂医院 総合診療科、大学院医学研究科 准教授、NPO法人GMS、とちノきネットワーク
《研究内容》消化管寄生虫症の感染伝播
石岡 春彦 | Haruhiko Ishioka
内科、感染症、集中治療、マヒドン大学DTMH, PhD卒業
自治医科大学医学部感染・免疫学講座 感染症学部門 講師 《研究内容》 マラリア、重症感染症
羽田野 義郎 | Yoshiro Hadano
内科、感染症科、マヒドン大学 DTMH, MCTM卒業、公衆衛生学修士
島根大学医学部付属病院 感染制御部 准教授 《研究内容》メリオイドーシス、感染症疫学
和足 孝之 | Takashi Watari
内科、マヒドン大学DTMH, MCTM卒業
京都大学 医学部附属病院 総合臨床教育・研修センター 准教授、島根大学 総合診療医センター 客員教授
《研究内容》熱帯疾患のバイタル異常、診断エラー学
伊東 直哉 | NAOYA ITOH
感染症内科、総合内科、マヒドン大学DTMH卒業
名古屋市立大学 大学院医学研究科 感染症学分野 主任教授
《研究内容》免疫不全患者の感染症、抗菌薬適正使用支援